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レヴュー(38) 赤線街路 [レヴュー]

とりあえず、頑張りますけど簡単に書けるものになると思います。
ということで、今月はあまり期待しないでー。
頑張れるうちに頑張るということで、本日は『赤線街路~昭和33年の初雪~』を。

生活のために売られていった母親を探して、赤線街『玉柳』に足を踏み入れた主人公。
そこで知ったのは、現実とそこに生きる人々の思いだった。
うーん、たぶん時代的な雰囲気はそこそこ感じれると思います。
昭和30年代も、こういった影の面は常にあったわけですからね。
まぁ、詳しくないのでこの辺にしておきます、この作品の問題はそこじゃないので。
なにがウザいって主人公がウザすぎる、というのが難点。特に序盤。
というか、話としてはそこまで面白くないわけでもないとは思いますが
なぜその表現媒体として、エロゲを選んだのかが謎すぎるんですよ。
小説なら素直に読めたんじゃないかと思うけどなあ。
まぁ、序盤は正論を押し付ける・人の話は聞かない・相手の思いを知ろうともしないと
これでもかというくらい、自分のことしか考えていない。
特にこの作品のヒロインたちは、来ることになった経緯はともかくとして
それぞれに、ここで生きていく覚悟を決めた人たちなので
現実を知らない子供の正論ぐらいでは揺らがないですからねえ。
最終的には成長もしますけど、そこに行くまでに投げる可能性も大。
管理人は主人公に入れ込むタイプではありませんけど
エロゲやってて初めて主人公にキレたかもしれない。
大半のエロゲは、こういう主人公像にする場合
エロに一直線なバカとかそういう中和要素入れますからね。
それと、基本一本道というのもねえ……。
サブヒロインクリアしただけで、その他のCGが差分が少々以外、全部埋まるということは
行動を共にする相手が変わるだけ、ということですからねえ。

システムは、普通。
用語解説もついているので、その辺は親切ですね。
管理人だけかもしれませんが、DL版のOPがなぜか上下反転しているバグがありました。
進行に影響はないですけど、こんなバグ見たことねえ……。
あと管理人はこれで、久々に金田まひるの声聞いたんですけど
こんなに落ち着いてましたっけ? 金田まひると言えばキンキン声だった気が。

この作品に、娼館モノを期待してる人は回避推奨しておきます。
客とのシーンがほぼないですし、主人公乱入なんてシーンも……。
客を取ってるという話は、全編通してかなりあるし、後は補完がんばれかもですが
それをやるには、主人公がまた不快だとか言い出すんでねえ……。
おかげで、恋愛についての障害は少ない、家事手伝いの子を
一番に攻略しちゃいました。楓香かわいいよ楓香。
まぁ、確かに普通の恋愛メインですし、泣きゲー系なのですから
妥当と言えば妥当なんですけども、期待した方が悪いのかなあ。
赤線街に住む人たちの、悲哀の描写はもっと多くてもいいと思うけどなあ。
一人の相手としかしないわけではないから、主人公に他へ買いに行かせるとかを
やっても良かったんじゃないかと思うなあ。
やっぱり、表現媒体間違ったとしか言いようがない気がします。


いつか心を守るだけの強さを手にした時には、その時にはあなたにもう一度会いに行くよ


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